秋晴れの日曜日、「おっ、今日は涼しいし天気も良いからツーリングに行く?」てな感じで、目的地を神石高原広域農道に設定。
山陽道で福山東ICまで走ります。R182を北上、ぐんぐん標高を上げます。
この道は有名なツーリングルートなのか、福山ナンバーのライダー達がたくさん走っています。はじめて訪れる道の駅、「さんわ182ステーション」で小休憩。

前にも書きましたが、私は餅フリーク(甘納豆フリークでもある)。見て!この豊かな餅のバリエーション。当然杵つき。モチ粉製ではない(広島はモチ粉製が氾濫していて、これがちょっと残念)。

買い物客でごった返す店内。モチだけではなく、漬物、味噌類の充実度も素晴らしい(野菜・果物は当然)。戦果は最後に。

まだ11時前だというのに、昼食時の混雑を避けてお昼を取っちゃいましょう。道の駅の食堂。私は牛丼と、神石高原特製さしみこんにゃく・野菜の煮物。向こうに小さく写るのは、妻が頼んだ「シャモ手羽元入り特製カレー」。懐かしい味でおいしかったです。

R182は、奥出雲おろちループに向かうと思わしきライダー達で賑わっていますが、我々は、ふふん、途中で農道に入っちゃいます。油木の市街の手前で「広域農道」の看板に従って左折。神石広域農道の始まり。すぐに福桝川上空100mに架かる橋にかかります。本当はここで記念撮影したかったのですが、何やら雑誌編集関係風のライダー集団が写真撮影していたので、我々はご遠慮。それでも交通量ゼロの快適な道を二人じめの幸せに浸りながらゆっくりと走ります。幸せもつかの間、農道は10分で終わり。県道25号にぶつかり、これを南下します。このまま行っちゃうと上下の街ですが、それじゃつまらないので、覚悟のうえ県道414号を西進します。はい、中国地方お約束の400番第県道です。道の真ん中の苔、絶壁、落石です。いや、これでいいのです。そのハードな道のりの後、突然開けた視界。黄金の大地、青い空。


県道414号(これは良い道)にぶつかり、南下。国道432を右折すれば、本日二つ目の道の駅「リストアステーション」です。
小規模な売店ですが、領家の町にはなかなかこだわりの人たちが多く在住と見え、自家製天然酵母パンや20年物の日本酒の古酒などが売られています。うーん、この古酒は本当においしそうだったなあ(名前は失念)。20年の熟成の末、メイラード反応によりもはや深い琥珀色。今回は予算的に手が出なかったけど、次回はきっと。今回はその代りに天然酵母パンのイチジクパンを購入します。その製造元「ル・サンク」さんのパンフレットに見入る妻。

小さくとも(11 cm直径くらい)堂々240 gのこのパン。普通のパン一斤と同じ小麦粉を使っているということですね(小麦粉は国内産)。天然酵母も、自家採集・培養の本当の天然酵母らしい(巷には工業的に培養した「天然酵母」が売られているからなあ)。帰ってビールのおつまみになりそうなくらいぎっちり充実のパンのようです。

はい、そのあとは国道432号をひたすら南下。あー、あちこち黄金の風景、青い空、白い雲、どことなくキリっと引き締まり始めた空気。きもちいー。これを味わいたくてバイクに乗るのです!
以下は「さんわ」の道の駅の戦果。上・右から順に;火起こし竹(これってこういう構造になっていたのね!)、肥松(火つけの松)、つまようじ入れ(きっと古い着物の再利用品)、奈良漬(我が家のお約束)、焼き肉のたれ(中辛とゆず;来週BBQをやるからね)、にんにく味噌(今晩のおかず)、杵つきのアン入りモチ、ジャガイモ、こうじ漬。
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