早朝5:20竹原発のフェリーに乗船、波方に到着。伊予西条から国道194号線で標高を上げます。寒風山トンネルの手前で高知県と愛媛県の県境の尾根を走る林道に入ります。高知側は急峻な山々。絶景です。
手彫りのトンネルが、この峠が昔交易路であったことを物語ります。
そのうち雨(というか霧雨)が激しくなり、ついにカッパを着込みます。
石鎚山の登山基地となる県道12号線との合流点の売店で「ぶっかけうどん」と「おでん」と「ふかしまんじゅう」の朝ごはん。面河川沿いの石鎚スカイラインを走ります。面河川の美しさにはびっくり。 ついに憧れの四国カルストに入ります----が視界ほぼゼロ。
何も見えないまま、寒さに震えながらようやく下山。国道 197号線の「道の駅 ゆすはら」でお昼。と思いきや、ホテルのお高めのレストランしか無い。となりの売店のお姉さんに聞くと、ちょっと戻ったところに郷土料理屋があるとのこと。ここが大正解。茅葺の古民家の中で食べた「脱藩定食」はキジ飯と地元の野菜の煮付け+色々。妻は独特の麺の食感の冷麺。大根のキムチを注文したら、小鉢としてサービスしてくれました。
そのお料理屋さんで帰りのルートの相談。もう疲れたから高速で帰ろうか、などと軟弱な意見を吐いていたら、となりのご家族連れの方から波方までのお勧めルート(R439→R194)を教えて頂きました。
これが、なんというか所々四国の三桁国道(全国レベルだと3桁県道?)、所々広域高速農道、と言った感じで、景色とスピードに変化がある良いルートでした。与作(R439)からR194に左折する手前の道の駅「633美の里(むささびのさと」でひと休憩。トリップメーターは350kmを示していますが、なんとか無給油で帰れそう。ここで名物の「リグリ茶」を2つ購入。自家用と大家さんへのお土産です。この辺がお茶の産地だと言うことは全く知りませんでした。急峻な山肌に作られた段々畑のお茶の畑に感動。寒風山トンネルの手前、足谷川にワイヤーで作られた吊橋があったので休憩を兼ねて渡ります。相変わらず吊橋好きな妻です。
伊予西条に入ると急に熱風が。妻のF800の気温計は33度を。今まで20度くらいの所を走ってきた身には辛い。いそいそと帰りのフェリーに乗り込みます。とは言っても波方19:00。竹原には20時過ぎて到着。 ちょっと長かったけど、今回のツーリングも大成功。四国カルストは視界が悪かったけど(というかゼロ)、これでまた来る大義名分が出来ました。