ちょっと寝坊したため、9時出航の便に乗ります。いつにも増してガラガラ。
おお、いつもは閉まっている船内食堂がやっている!ここで、きつねうどんの朝食。うん、コシも何も無い麺ですが、この方が正しい船内食堂のうどんと言う感じがします。だしはおいしい。いつものように、なんとなくしか目的地を設定していないので、船内でルートの相談。
今治から高松自動車道に乗り、徳島自動車道の井川池田インターからおります。最近頓に有名になってきた大歩危・小歩危・祖谷に向かうのです。ずいぶん前から行って見たかったのですが、休日は大変混雑すると言うことで躊躇していたのです。でも今日は平日。インターからすぐに国道32号線に入り、渓谷沿いの道を走りますが、トラックが多い---平日ですからね---。30分も走らない内に小歩危に到着。とは言っても、なんだか我々が普段のツーリングで見てきた渓谷と変わらない(こういうところばかり行っているからなぁ)。でも水はとてもきれいで、奇岩が連なる風景はやはりダイナミック。小歩危に続いて大歩危。小股で歩むと危ない小歩危と、大またで歩むと危ない大歩危の差がよくわからない---まあいいや。お昼ごはんっと。大歩危のアウドドア観光拠点(どうやらラフティングが盛んらしい)に併設された古民家風のお蕎麦屋さん。おお、わが一族と同じ「丸にアゲハ」の紋ではないですか。
天井も立派な古民家。ここで名物の祖谷蕎麦なるものを注文します。
お品書きには「祖谷蕎麦はつなぎを使わない蕎麦なので、多少ぼそぼそしていますが、蕎麦本来の甘みをご堪能ください」とある。むふふ、楽しみ。----なぜか数分で出てくる。早くない?妻が食して一言「どんべいみたい---」。カップめんの食感-----やはり注文後に茹でて欲しいなぁ。まあ蕎麦の香りは良い。きっと昔の作り方をそのままに今も受け継いでいるのでしょう。麺の長さもみな5cmくらいと、大変おもしろいお蕎麦でした。
でも、同時に注文した「岩豆腐」は秀悦。箸でつかんで、がぶっといける。これはおいしい。
岩豆腐に救われて、それなりに満足なお昼ご飯でした。ここからは県道32号で祖谷峡に向かいます。結局、大歩危・小歩危はあまり印象に残らず。祖谷峡に向かう道は狭く、断崖絶壁上。
眼下には深い深い峡谷が続きます。うん、ここはすごい。-----でも休日は渋滞するそう。だって、この道、自動車のすれ違いは困難です。 祖谷峡の深い渓谷美を堪能し、ついにあの有名な「かずら橋」に到着。平家の終焉の地に架けられたこの橋は、万が一の時に素早く切断できるようにと作られたのだそう。
-----ただ、この峡谷に架けられた素朴で歴史のあるかずら橋の周りには----ギガオミヤゲコンプレックス、ギガ駐車場、ギガバスの群れ、そして大音量の演歌!!下の写真は手前の橋から撮っていますが、ここはギガグループ観光客の集合写真撮影ポイントでした。 一人500円払って渡る。編んだかずらの中にはワイヤーが見える。休日にはきっと一度に何十人も渡るのでしょうから、安全対策上しょうがないのでしょうか。なら、渡らせず見せるだけでもいいと思うけどな。一方、床面は観光客に迎合せず隙間の開いた木っ端。皆さん、この隙間に足を突っ込まないように真剣に渡る。妻もなぜか手すりにつかまりながら慎重に渡っている。私はすたすたリズミカルに渡って、500円損した気分。みんなおっかなびっくり、手すりにつかまってソロソロと慎重に歩いて行くので、橋の真ん中はスペースが空いています。そこを夫はすたすたと歩いて行ってしまったのでした。もちろんこの橋は一方通行、後戻り不可。
ストッープ!!すごい吊橋発見。かずら橋の仇をとらんばかりに、この吊橋に向かいます。すごい!川からの高さは----お約束の唾落としをすると、10秒くらいかかって川に到着するくらい高い!観光用じゃない!下の写真を見ると中央部に寝ている人が-----妻です。
悪夢のドライブウェイが終わり、下界に。貞光という町は「二重うだつ」が有名らしい。疲労困憊で通り過ぎようとしましたが、大粒の雨。そういえば通り過ぎた道すがら、うどん屋さんがあったね。そこで雨宿りしましょう。
今日3回目の麺食です。手打ちうどんで、素朴でおいしい!奥様が自家製杜仲茶や焼酎漬け梅干、ゼリー、などなど色々サービスしてくれるのがうれしい。焼き鳥も4本頼みます。本当はお寿司が有名らしいが売り切れ(巻き寿司かな?)
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