本来は「ツーリングレポート」ですが、こんなに暑くちゃ空冷水平対向は乗れないし、家族がもう一人増えるかもしれないという時期につき、バイクはしばらく自粛です。でもそれではこのブログの更新ができない-----えーい、ドライブレポートでもいいや。
というわけで、車で井仁の棚田を見てきました。中国自動車道の戸河内ICは自宅から70 km。あー、クルマってほんと楽ですね。ツーリングのバイクが可哀そうに見えてくる。あっついだろうになぁ。でも、クルマだと目的地に着く達成感はゼロ。ヘリコプターで山の頂上に立つ感じか?
とにかく、戸河内IC近くのつづら折りの山道(ナビで案内されて、国道だか県道だか何号だかわからん)を上る。この井仁トンネルを抜けると------

棚田百選。井仁の棚田です。収穫をひかえた棚田は黄金のうねり。

でも、やはり見物客は多かったので(中国新聞の一面に載っていたからね;我々もそれを見ていったのだけど)、お百姓さんの邪魔にならないうちに山を降ります。都川の棚田(
匹見峡のち酷道)もそうだったけど、棚田百選には必ず似つかわしくないほどきれいなトイレが整備されている。どういう意図の整備事業なんだろう。別にトイレ要らないと思うけどなあ。棚田なんて、ひっそりとつつましやかに見学すべきもので、うんこもおしっこも残していくべきじゃない。
国道186号線にもどり戸河内ICを過ぎたところに、吊り橋発見!(吊り橋大好き!
おおぼけこぼけ も見てね)。

吊り橋から眺める、清き水を湛える太田川。

吊り橋を渡りきると石清水。冷たいっ。この清水は道の側溝を流れどこかの田んぼに導かれているようです。そんなお米はおいしいでしょうね。

ほら、首を垂れてる。

戸河内IC付近から離れ、国道186を太田川に沿って上流に向かいます。
上流には「温井ダム」があります。アーチ式のダムとしては黒部ダムに次ぐ日本で2番目の高さだそう。
高い所に来たので、ミニチュアモードで撮影。

管理事務所のエレベーターでダムの下まで降りられるようです。ここ(乗り口)は1F。行先はB4。

乗ろうとしていると、守衛の方から「下は20度以下で寒いくらいですから」と声をかけられました。おお、地下にある天国か! 俗界の気温はただ今33度。
エレベーターはすごいスピードで降りて行きます。240 m/min ってことは、1秒に4 m下がるということ、やはり速い。

あっという間にB4の地下トンネルに到着。壁も天井も結露で水滴がびっしり。
涼しい!きれいに整備されたトンネルが続きます。

温度計は17度の表示。これは涼しい。湿度もあるし、リフレ~ッシュ。

トンネルを数百m抜けるとダムの足元に出ます。最上部の4つの窓は非常用放水口。ここまで水を溜められる強度にできているのだからすごい。昨今の極端な豪雨と渇水の繰り返しの天気じゃ、治水ダムも活躍しているのでしょうね。

帰りは加計の街を通過。鯛焼き屋さん「よしお」を見つける。お店は新しくてきれいだけど、一番上の看板は老舗を物語ります。

中身のチョイスは正々堂々あんこのみ。白鯛焼きなどの亜種もなし。「羽」があっぱれ!よしお、えらい!

戸河内の道の駅で見つけた大和重工社の「かまどん」。この写真は、かまど+ダッチオーブンだけど、羽釜バージョンもあり。そうなんだよ。ダッチオーブンはほしいけど、どうやって焚火に置くの?そもそも焚火なんか自由にできないし---という懸念から解放してくれる優れもの。収納容器がプロパンガスボンベのようで、これまた格好いい。ずっしり重い鋳鉄製、34,440円。受注生産で送料無料。うーん、コレハホシイ---発注してしまいそうだ---